会長挨拶
今、我が国の廃プラスチックを取り巻く環境が大きく変化する中、我々が手がけるプラスチックリサイクル事業の環境も新たな局面を迎えようとしております。
日本は世界第3位の廃プラスチック輸出大国であり、2017年は143万トンの廃プラスチックを輸出しておりました。2017年までは、日本の廃プラスチックの主な輸出先は中国であり、年間輸出量の半分を輸出している状態でした。中国が2017年末から主に生活由来の廃プラスチックの輸入を禁止すると、日本の廃プラスチックは東南アジアや台湾へ輸出されるようになりましたが、これらの国・地域も次々に輸入規制を導入したため、日本国内で処理される廃プラスチック量は増加し続け、もはや行き場を失いつつあるのが現状です。プラスチックを取り巻く環境が大きく変化する中、廃プラスチックの新たな輸出先を探すという視点だけでは、対応が困難になりつつあります。廃プラスチック排出量の削減や代替品の開発、そしてリサイクルなど、プラスチックに対する従来の発想を抜本的に変える必要性が高まっております。日本政府は2019年に議長を務めたG20で海洋プラスチック問題に取り組むために、5月に「海洋プラスチックごみ対策アクションプラン」と、更に「プラスチック資源循環戦略」を策定しました。
未来への不安、新たな政策に応じて如何に動くのか、いろいろな課題を目の前にして、潮流の変化をビジネスチャンスに変えるべく≪アジアプラスチック資源循環促進協会≫は発足しました。多国間の政府、協会、企業間の交流と協力を促進することにより、アジア地域のプラスチック資源循環を推進し、循環型社会の建設に貢献してまいります。
価値観
法令遵守 | 誠実 | シェアリング | イノベーション |
法人概要
法人名称 | 一般社団法人アジアプラスチック資源循環促進協会 Asian Plastic Resource Recycling Promotion Association 略称:APRP |
法人の住所 | 東京都中央区日本橋久松町9-12 和円ビル9F TEL:03-5652-0617 FAX:03-5652-0618 |
法人の設立 | 令和1年11月22日 |
法人の目的(事業内容) | ①. 各国政府機関及び業界協会、企業との交流を常に行います。会員に最新の業界情報及び政策のシェアリングサービスを提供します。 ②. 技能及び法令勉強会を定期的に開催します。企業の労務、法務、税務、税関などの問題を解決するように手伝います。 ③. シンポジウム及びフォーラムを定期的に開催します。信用できるビジネスマッチングかつ効率的なプラットフォームを作成します。 ④.プラスチック資源循環分野の情報ポータルサイト |